中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

サンパウロ国際空港への鉄道、来年着工

 地元での報道のよると、サンパウロ州のジェラルド・アルキミン州知事は23日、サンパウロ市内とグアルーリョス国際空港を結ぶサンパウロ郊外電車13号線の2015年の工事開始と、同9号線の路線拡張を同時に発表しました。長さ12キロの13号線はエンジェニェイロ・グラル駅で12号線と接続し、グアルーリョス空港の第4ターミナルに乗り入れます。停車駅となる第4ターミナルは空港から少し離れたところに位置しており、サンパウロ州都市交通局のジュランジル・フェルナンデス局長は「ショッピングセンターの建設計画もあり、空港を訪れた利用者に買い物や映画を楽しんでもらい、空港敷地内の交通アクセスをさらに改良したい」と語っています。
 13号線は空港で働く従業員3万8000人を始めとする12万人の乗客を毎日運ぶことを想定し、総予算は新車両8台を含め約21億レアルに上ります。車両内は広めに設計されており、リオ州やブラジリアなどへのビジネス客にも新路線の利用を呼びかける予定です。