フォーリャ紙の報道によると、サンパウロ市内には400軒以上のホテルに4万1000室の部屋があるものの、平日でも空き部屋を見つけることが難しいそうです。5日には、デルタ航空飛行機の機体トラブルにより、乗客180人にホテルの部屋を手配する必要に迫られましたが、サンパウロ、グアルーリョス、オザスコ、ジュンジアイ、カンピーナス、バルエリの各町にあるホテルに問い合わせたところ満室で、結局サンパウロから103キロ離れたベルチオーガのホテルになりました。
観光関連企業が集まるサンパウロ・コンベンション・ビジター・ビューローのトニー・サンド代表は、ホテル不足の理由を「国際イベントランキングにおいて、サンパウロ市は2004年に世界で83位だったが、現在は18位まで上昇している。サンパウロ市内で開催される国際イベントの数は年々増えている」と話しています。ブラジルホテル産業協会によると、サンパウロ市のホテルは平日でも稼動率が100%に達し、需要は毎年伸び続け、しばらくは不足を解消できそうにないようです。