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武漢から8日、29人が帰国

 地元メディアによると、コロナウイルスが猛威を振るっている中国武漢地域へブラジル政府が救援機を飛ばし、8日朝にゴイアス州アナポリス市に到着予定です。救援機は大統領専用予備機で、子ども7人を含む29人が同機で帰国します。武漢では医療チームが症状の有無を確認します。

 救援機は4日にブラジリア空軍基地を離陸し、セアラ州フォルタレザラスパルマス(スペインのカナリア諸島)、ワルシャワポーランド)、ウルムチ(中国)を経由して武漢に入ります。帰国は逆ルートでアナポリス市に着陸の予定です。

 ブラジル到着後、アナポリスで再度感染症の検査が行われ、感染の疑いがある人はブラジリアの空軍病院に運ばれ、残りの帰国者と乗務員は保健省とブラジル空軍特殊医学班が18日間、監視します。この間、家族を訪問するなどは出来ません。到着後14日目に呼吸器のサンプルを収集、感染の検査が行われます。