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鉱滓ダム決壊は鉱山会社の安全無視

 地元メディアによると、ミナス・ジェライス検察局は21日、「鉱山会社バーレとコンサルティング会社テュフ ズードは、鉱滓ダムは安全だと虚偽の報告をしていた」と発表しました。それによると、「バーレは昨年1月に決壊した鉱滓ダムの安全面に問題があると認識しながら、問題ないとしていた」と指摘しています。

 バーレが管理する鉱滓ダムは昨年1月決壊し、住民ら270人が死亡しました。事故後、検察局は調査を続け、「バーレには安全面で問題があるという内部文相がありながら、それを隠蔽していた」と告発しています。

 決壊事故では270人死亡し、ミナス・ジェライス州民警察が259人の身元確認を済ましました。。現在も11人が行方不明で、消防が捜索を続けています。