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偽造防止機能強化のIDカード交付

 地元での報道によると、サンパウロ州20日、これまでの身分証明書より一回り小さく、偽造防止機能を強化した新しいIDカードの交付を始めました。これには有権者登録や運転免許証、労働手帳、軍事証明書などの情報も盛り込まれます。その他、必要に応じて血液型を示すデータを盛り込むことも出来、社名を入れることも可能です。

 身分証明書の変更にかかわらず、古い身分証明書もそのまま有効です。初めて身分証明書を取得する人、または身分証明書の複製が必要な人は、新しいものに変わります。新しい身分証明書の発行は、市民警察のリカルド・ガンブルトン・ドーント識別研究所が作成し、サンパウロ州公安局が交付します。

 身分証明書の変更は、連邦政府の規則に従い行われ、内容は全国で統一されたものになります。すでに 8つの州(ゴイアスマトグロッソ、セアラ、リオデジャネイロ、パラナ、リオグランデ・ド・スル、および連邦管区など)がすでに新しい身分証明書に切り替えを行いつつあります。その他の州も、2020年3月までに新しい身分証明書に切り替わる予定です。