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息子の米国大使起用を正式に決定か

 16日付現地メディアによると、ボルソナロ大統領は閣議の後、息子のエドワルド議員を米国大使に正式に決定したと述べました。大統領は「ネポチズム(身贔屓)ではない」と強気の姿勢です。

 最高裁判所は「指示、指導力、任務のある地位や信用を必要とする部署への親族の任命を禁じてる」と表明しており、政界・官界からは早速批判の声が上がっています。元ワシントン大使だったモレイラ氏は「大統領は、息子エドワルドはトランプ家と親密であり、外交官ではないが、適任だと主張している。しかし、ホワイトハウスと友達というだけでは不十分だ」と述べています。

 閣僚の中からも、「世界は急速に変化している。外交官は、大統領など官僚との友情だけでは務まらない。状況全体を掌握する必要がある。親密さは重要だが、それだけでは不十分だ」との声が上がっています。