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ボルソナロ大統領、息子を米国大使に

 地元メディアによると、ジャイル・ボルソナロ大統領が11日、米国のブラジルの大使にエドワルド・ボルソナロ連邦下院議員を要請したと明らかにしました。エドワルド議員はボルソナロ大統領の子どもですが、正式な要請があれば受け入れる意向です。

 この要請に最高裁のマルコ・アウレリオ・メロ長官は「米国大使への最終的な指名は依怙贔屓である」と反発しています。法律家の中には、「憲法は大統領が息子を命名するのを排除している」と指摘する意見もあります。

 こうした意見に対しボルソナロ大統領は、「エドアワルドはトランプ大統領の子どもたちと友人関係にあり、英語も得意で、スペイン語も話せる。米国との外交経験も豊富だ。彼は大いに仕事をするだろう」と反論しています。

 ボルソナロ大統領は親戚などを重用するアメリカのトランプ大統領をまねているのではないか,との見方もあり、政界は揺れ動きそうです。