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「ポイ捨て」条例案可決

 日本人観光客の多くが足を運ぶ「イグアスの滝」を抱えるフォス・ド・イグアス市(パラナ州)市議会は18日、道端などにごみをポイ捨てした者に罰金を科す条例案を全会一致で可決しました。18日付メディアによると、同条例案を提出したイネス・ワイズマン市議は「条例は罰するのが目的ではなく、市民の教育と意識を高めるためだ」と説明しています。

 条例の内容は、ポイ捨ての監視は警察官や同市警備隊員の公権力が行い、不適切な場所にごみを捨てた現場をおさえられた者は、ごみを拾い集めて正しい方法で処分するようにと指導され、従わないと罰金が科される、というものです。たばこ吸殻のポイ捨てから瓦礫の不法投棄まで適用されます。

 罰金額はいまのところ、約40レアル(約1200円)と規定され、「再犯」の場合の罰金額は2倍に予定されています。これは変更される可能性もあります。