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最大小売チェーンの薬局チェーン買収を承認

 日本の公正取引委員会に相当するブラジルの機関、経済防衛行政審議会は20日、2月末に発表されたブラジル国内最大の医薬品小売チェーン「ライア・ドロガジル」による8位の薬局チェーン「ドロガリア・オノフレ」の買収を承認しました。ライア・ドロガジルが発表し、伯字紙が報じました。ライア・ドロガジルの買収は7月1日に完了する予定です。

 ドロガリア・オノフレは、サンパウロ州、リオ州、ミナス・ジェライス州で50店舗を展開しています。同店は1934年にリオ・デ・ジャネイロ州ニローポリス市で創業され、2013年に米国のドラッグストアチェーン「CVS」に買収されました。ドロガリア・オノフレはブラジル国内で最初に医薬品のディスカウント販売を行った薬局チェーンで、99年にはブラジル国内で初めて、インターネットによる医薬品の販売を手がけています。18年の総売上高は4億8000万レアル(約144億円)でした。