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FC業界の売上高7%拡大

 15日付伯字紙によると、ブラジルのフランチャイズ業界全体の2019年第1四半期(1~3月)の売上高は18年同時期比7%増の415億レアル(約1兆2450億円)に上りました。また19年3月までの12カ月間の売上高は1775億レアル(約5兆3250億円)になっています。ブラジル・フランチャイジング協会が発表しました。

 同協会代表者は「フランチャイズチェーン各社が3年間に渡って調整したものが効果を現したものと考えている。フランチャイズ業界は効率を求め、スマートなビジネスモデルを開発、販売チャネル、製品ラインアップを図ることで消費者を多様化させてきた」と売上拡大の要因を説明しました。

 同協会のまとめによれば、19年第1四半期には新たに開店したフランチャイズ店舗の数が閉鎖された店舗の数を上回り、ブラジル全体のフランチャイズ店舗数は19年3月末時点で15万6700店舗になっています。今年第1四半期は全ての分野で売上増になり、伸びが目立つのは住まい/建設関係(12.9%増)、自動車関係のサービス(12.7%増)、通信/情報/エレクトロニクス(9.7%増)、その他サービス(9.6%増)、健康/美容/ウェルフェア(9.2%増)、教育サービス(8.1%増)でした。食品関係の売上は2.5%増で、それほどの伸びではありませんでした。