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中国の大豆輸入が減少

 中国によるブラジル産大豆の輸入量が減少しています。海運代理店業のカルゴナヴェ社の発表を15日付伯字紙が報じました。それによると、ブラジルは2019年1~4月に2760万トンの大豆を世界各国に輸出し、この72.8%の2009万トンが中国に向けに輸出されました。18年1~4月にはブラジル大豆輸出量(2974万トン)の77.6%を占める2308万トンが中国向けでした。19年の年初4カ月間では中国向け輸出は減少傾向にあります。

 中国のブラジル産大豆購入の減少は、米国と中国の貿易紛争休戦期間にも関わらず、高い関税でも中国は米国製品購入に走ったことと、中国の家畜伝染病の発生で大量の豚が殺処分され、大豆ミールの消費が減少、中国国内の大豆需要減少の2つが原因と見られています。