中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

銃メーカーの国内売上伸びる

 大統領令で一般の銃器所有が容易になったためか、ブラジルの銃器メーカー「タウルス社」の売り上げが伸びています。14日付伯字紙によると、タウルス社には米国に次ぎ2番目の大市場であるブラジルで、2019年第1四半期(1~3月)の売上高が昨年同時期比で11.5%増加、3590万レアル(約10億円)に上っています。銃器販売数は昨年同時期比13.6%増の2万5000丁にもなりました。同社は「ブランド信頼性の回復が原因」と売上増加を説明しています。

 タウルス社の米国における今年第1四半期の販売数は昨年同期比3.7%増の16万8000丁、売上高は同19.4%増の2億40万レアル(約60億円)に上っています。売上高の増加は主に、レアルがドルに対して平均で17%安くなったことによる為替差益です。他への輸出額は主にフィリピン警察による購入などで、昨年同時期比5.3%増の1330万レアル(約3億9000万円)でした。