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中国が豚脂の輸入解禁

 ジャイル・ボルソナロ大統領は5日、ブラジル産豚肉の副産物である食用脂肪の輸入を中国政府が承認したとツイッターに投稿しました。5日付伯字紙によると、大統領は「中国政府は豚コレラによる供給不足を埋めるため、ブラジルの豚肉輸出業者に食用脂肪の輸出も許可した。この措置はブラジル動物性タンパク質協会の要求を承認したものだ」と投稿、さらに豚の食用脂肪の市場価格は肉よりも高いと指摘し、「中国は2019年末までに100万~200万トンの供給不足を起こす可能性があり、この分野で輸出増が見込める」としています。

 中国の養豚業界はアフリカ豚コレラの蔓延で大きな打撃を受けています。ブラジルの農牧供給省は、豚肉の世界最大の生産国であり消費国である中国は、アフリカ豚コレラの発生で豚の約30%を失ったと見ており、中国への豚肉供給が拡大すると考えています。