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国内のスマホは2.4億台で頭打ち

 26日付伯字紙によると、スマートフォンやパソコン、ノートパソコン、タブレットなどデジタル機器の保有台数は4億2000万台で、この内スマートフォンは2億3000万台と、ジェトゥリオ・ヴァルガス財団が発表しました。スマートフォンは国民1人につき1台以上を保有していますが、パソコンの保有台数は国民7人につき6台となっています。

 調査責任者のフェルナンド・メイレレス教授は、「ブラジルのデジタル機器市場は飽和状態に近づいている。人はすでに各自のスマートフォンやパソコンを保有している。国内のスマートフォンはこの先数年間、2億4000万台を超えなかった。今後スマートフォンの販売数は減少するだろう。これからは機器の交換(買い替え)需要だ」と、かつてのテレビと同様の現象だと指摘しました。

 同教授はまた、人口1人当たりのスマートフォン保有数が2台に達することはないとし、「人々は、仕事用と個人用と2台のスマートフォンを持た無くなった。仕事と個人兼用で使っているためだ。しかも複数の携帯電話契約者に通信事業者は優遇制度を設けていない」と、増えない理由を説明しています。