中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

エタノール生産量 過去最大

 自動車燃料などに使われるサトウキビ原料のエタノール生産量が過去最大を記録しました。国家食糧配給公社発表として23日付地元メディアが報じたもので、2018/19年度(18年4月~19年3月)に生産されたエタノールは前年度を23.3%上回り過去最大の335億8000万リットルに達しました。一方、砂糖の18/19年度の生産量は前年度比17.2%減になり、ここ10年間で最も少ない3135万トンに止まりました。

 同公社の責任者は、「エタノール生産量の増加は主に国際市場での砂糖価格の下落とドル高および石油高が原因。砂糖を取り巻く環境がエタノール増産に拍車をかけた」と説明しています。