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詐欺被害者890万人

 地元メディアによると、全国商店経営者連合が18日、同連合とクレジット保護サービスで実施した調査結果を発表、12カ月間に消費者890万人が何らかの詐欺に遭ったとしています。被害者の41%(365万人)がクレジットカードのクローン(複製)による被害です。次いで多いのが「ニセの払込書」を使った詐欺で、被害者の13%(約116万人)がこれに遭っています。ほかにデビットカード複製(11%)、ローン契約にまつわる詐欺(11%)の被害も多く見られました。

 ブラジルでは、クレジットカードを日常生活で気軽に使います。ビールや串焼きなどといった飲食物や衣料品店ではもちろん、アクセサリー等を道端で販売している露天商ですらカード決済端末を持っていないと商売にならないといわれます。このカード利用者を狙った詐欺が横行しているのです。同調査では、被害者の48%はインターネットを使った取り引き、物品購入で詐欺に遭っていました。