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オートバイ生産 年間110万台に上方修正

 地元メディアによると、ブラジル二輪自工会は今年の年間生産台数の見通しを昨年比4.2%増の108万台から6.1%増の110万台に引き上げました。同会のマルコス・フェルマニアン会長は「オートバイ業界の今年第1四半期の復調は予想以上だった。過去最低水準の金利と銀行による信用供与の拡大が、業界の回復に寄与した」と好調の原因を述べました。

 ただ、主要輸出先のアルゼンチンの経済状況は依然として厳しく、オートバイ輸出は落ち込んでいます。第1四半期の輸出台数は1万1382台と前年同期比で51.2%下回りました。3月だけでも、前年同期比マイナス54.5%と大幅な落ち込みです。昨年3月の輸出台数は7747台でしたが、今年3月は3525台と振るいませんでした。

 輸出台数は落ちてもアルゼンチンは、ブラジル製オートバイの大得意先です。今年1~3月のアルゼンチン向けの輸出台数は3832台、米国向けは2224台、3番目のカナダは1488台でした。