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輸入車販売台数11%超マイナス

 ブラジル自動車輸入・製造業者会は3日、2019年第1四半期(1~3月)の輸入車の販売台数を18年同時期を11.4%下回る7493台と発表しました。同会にはロールス・ロイス、ポルシェ、ランボルギーニフェラーリジャガーボルボ、スズキ、起亜、奇瑞汽車(Chery)など、16メーカーとブランドが加盟しています。

 同会のジョゼー・ルイス・ガンヂニ会長は3日行われた記者発表で、「18年11月以降の経済の不振と為替レートの激しい変動、国内に生産拠点を持つ自動車メーカーを保護する政府の姿勢などで販売台数が減少した」と述べ、今年3月の結果を、「3月は(国内の新車)には良い月だったが、我々(輸入業者)にとってはひどい月だった」と語りました。

 同会は今年の初め「19年の輸入車販売台数は前年比33%増の5万台に達する」と予想していましたが、第1四半期を終えたいまは、前年に対して11%以上のマイナスになっています。しかし同会長は、「今年の年間販売台数5万台という予想は修正しない。今年第1四半期は異例で、経済が回復すれば予想は達成できる」と強気の姿勢でした。