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EUに「拒否」されたブラジル人6割増

 7日付伯メディアによると、欧州連合EU)への入域を断られたブラジル人の数が2018年に大きく増加しました。欧州対外国境管理協力機関の情報で、18年に欧州連合域内の国に入国しようとして入国を拒否されたブラジル人が4984人いたことが判りました。この数はウクライナ(5万7593人)、ロシア(2万5953人)、アルバニア(2万4546人)、ベラルーシ(7953人)、セルビア(7662人)、モルドバ(6368人)に次いで7番目に多くなっています。

 同機関は、拒否されたブラジル人の多くは有効な査証、あるいは居住許可が無く、旅行や滞在を認める書類を持っていなかったためです。同機関によると、昨年は中東から欧州域内へやって来る不法移民の数が減少しました。ただ、ギリシャとスペインでは減少していません。また、ポルトガルでは不法に入国しようとして見つかった人の大部分をブラジル人が占め、17年の2倍になっています。