国内メディアによると、サンパウロ州文民警察の海賊版対策部は14日、サンパウロ市内南部でニセモノの高級車を製造していた工場を捜査、イタリアの自動車メーカー「フェラーリ」と「ランボルギーニ」のニセモノ数台を発見し押収しました。捜査はフェラーリとランボルギーニの法的代理人である法律事務所の告発で行われました。デザイン会社に設けられた工場には、フェラーリとランボルギーニの本物そっくりの車体を持つ組み立てラインが2本設置されていました。
調べでは、製造されたニセのフェラーリとランボルギーニは販売されたりイベント用に貸し出しされたりしていました。SNS上で写真付きで紹介されていたニセモノは、最も高いもので18万レアル(約540万円)という値段が付けられており、価格は本物に課される自動車所有税とほぼ同額でした。
ニセモノの製造に関与していた3人の男は調べに、犯罪への関与を否定しています。警察は逮捕した3人は犯罪組織との関係はないとして、現時点では逮捕に踏み切っていません。