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サッカークラブ火災で少年選手10人死亡

 14~17歳の少年選手10人が亡くなり3人が負傷した名門サッカークラブ「フラメンゴ」のトレーニングセンター宿舎火災で、ニュースサイト「G1」が11日、フラメンゴが2010年にリオ・デ・ジャネイロ市当局へ提出したトレーニングセンター建設計画書に宿泊施設の設置は記されていなかったと報じました。リオ市当局はこの計画書に基づいて11年9月にトレーニングセンターの建設を許可していました。

 報道によると、フラメンゴが市に提出した建設計画書には、今回の火災で焼け落ちた宿舎の場所には倉庫、洗濯室、管理事務所、駐車場を設置すると記載されていました。18年に更新された計画書にも、少年選手達宿舎の記載はありませんでした。

 リオ市は、「トレーニングセンター建設計画で与えたのは建物の建設許可だけであり、その使用については許可していない」と説明しています。またリオ市は、「トレーニングセンターは市が定めた条件で建設されていなく、人が使用して良い施設ではなかった」と、サッカークラブの宿舎運営に疑問を呈しています。