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パラナ州の大豆収穫が12%減

 国内メディアによると、パラナ州農業経済局が24日、大豆の収穫量が1680万トンにとどまるとの予想を発表しました。パラナ州は大豆の生産州として国内2位です。同経済局は昨年12月、1912万トンの収穫を予想していましたが、それを大きく下回り対前年比で12%の減収としています。

 大幅な下方修正は、昨年12月以降の暑さと乾燥が原因としています。昨年12月の予想は,こうした気象になる前に行い、前年度実績に対して2%増と発表していました。専門家によると、乾燥と暑さはパラナ州だけでなく、マット・グロッソ州ゴイアス州とブラジル北東部にも及んでおり、収穫に大きな影響を与えています。

 大豆の大幅な落ち込みに比べ、トウモロコシの収穫は増加すると見られています。同経済局の見積もりによれば、パラナ州の今年一期目の収穫量は310万トンに達するとしています。これは対前年度比で7%増になります。二期目も前年度比40%増を見込んでいます。