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肥満女性が差別や偏見と闘う集会

 国内メディアによると、「肥満女性が公共のスペースを利用する権利」に注目を集めようと、「ビーチに肥満女性あり」という市民運動のため、女性が13日にバイア州サルヴァドール市内のビーチに集まりました。太り過ぎの人々が苦しめられている

「gordofobia」(ゴルドフォビア)と呼ばれる偏見や嫌悪と闘うこの行動は3年前から行われています。

 運動を主宰するアドリアナ・サントスさんは「運動は2016年に始まり、今年で3周年を迎えた。私達のグループはゴルドフォビア、太っている女性に対する世間の偏見と闘う目的で誕生した。太っている女性がビーチに集まるのは、ビキニやワンピースの水着姿、望む格好になること、こうしたことに審美的あるいは肉体的な基準など存在しないことをアピールすることにある」と説明しています。

 またアドリアナさんは「これらの偏見や差別を打ち破り、ゴルドフォビアに対してノーと言うことだ」と、太っていることを理由に差別を受けず、公共スペースを利用できる権利を主張しています。