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新車販売数が2年連続プラス

 国内メディアによると、全国自動車販売業者連盟が乗用車と軽商用車、トラック、バスを合わせた2018年の新車販売台数(登録ベース)を256万6235台と発表しました。前年比で14.60%の増加です。史上最悪と言われる不況の影響で4年連続で前年割れし、市場規模は10年前のレベルにまで縮小ししていました。新車市場は17年、18年には2年連続で拡大しています。

 対前年度比で最も伸びたのはトラックで、18年の年間販売台数は7万6431台と前年比46.79%増でした。バスは前年比26.83%増の1万9150台、ピックアップトラックなどの軽商用車は同16.73%増の36万8811台、乗用車は同13.23%増の210万1843台でした。

日本車は浮上せず

 昨年1年間で最も売れた車は、乗用車部門はゼネラルモーターズのオニキス、軽商用車部門はフィアットストラーダでした。日本のメーカーが製造、販売する車は、トヨタ自動車カローラが前年比10.77%減の5万9062台、ハイラックスは同14.29%増の3万9278台でした。

 乗用車と軽商用車を合わせた市場シェアはゼネラルモーターズが17.58%で1位、フォルクスワーゲンが14.90%で2位、フィアットが13.18%で3位でした。日本のメーカーは、トヨタが8.10%で7位(17年は8.75%で6位)、ホンダが5.33%で8位(同6.03%で8位)、日産自動車が3.95%で10位(同3.63%で10位)でした。