アジェンシア・ブラジルによると、保健省が12日に発表したネッタイシマカ繁殖指数で、国内の504市でネッタイシマカの繁殖が高まっており、感染症(デング熱、チクングニア熱、ジカ熱)流行の可能性を指摘しています。ネッタイシマカ監視活動を実施している5358市のうち1881市で警戒が必要とされとされています。
警戒が必要とされる州都は、アマゾナス州マナウス、ミナス・ジェライス州ベロ・オリゾンテ、ペルナンブコ州レシフェ、リオ・デ・ジャネイロ,ブラジリア、マラニャン州サンルイス、パラー州ベレン、エスピリト・サント州ビトリア、バイーア州サルバドール、ロンドニア州ポルト・ベーリョ、ゴイアス州ゴイアニア、マット・グロッソ・ド・スル州カンポ・グランデの12市です。
流行の可能性を指摘されているのは、トカンチンス州パルマス、ロライマ州ボア・ビスタ、マット・グロッソ州クイアバ、アクレ州リオ・ブランコで、デング熱だけでなく、ジカ熱とチクングニア熱の流行可能性も指摘しています。
この調査では、国内5地方におけるネッタイシマカの主な繁殖場所が明らかにされています。北東部では、樽やタライなどへの貯水が繁殖源になっています。南東部では、住宅の植木鉢や瓶での繁殖が指摘され、中西部、北部、南部では、プラスチック容器、ペットボトル、缶、スクラップ、建設現場のゴミで繁殖しているとされています。保健省は、今年はじめから12月3日までのデングウィルス感染症例は24万1667例で、17年(23万2372例)と比べ若干増加しているとしています。