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大気汚染で子供が年間633人死亡

 エスタード紙の報道によると、世界保健機関が、ブラジルでは年間に子供(5歳以下)633人が大気汚染に関連した合併症で死亡している、と発表しました。また、世界では54万3000人の子供が死亡しているとしており、世界の青少年の93%(18億人に相当)は、汚染された空気を毎日吸っているとも指摘しています。

 専門家は、「子供は胎児の時から大気汚染の影響を受けている。汚染物質は呼吸器系だけでなく、全身に影響を及ぼしている可能性がある。汚染物質は妊婦の胎盤循環部に梗塞を起こし、酸素の供給が不十分になり早産や胎児死の可能性を高めている」と説明しています。5歳以下の子供は免疫システムが形成段階で、有毒物質に対する抵抗力が弱いとも述べています。