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国際競争力が72位に後退

 地元メディアによると、世界経済フォーラムが17日に公表した2018年版の「国際競争力レポート」でブラジルの競争力が、世界140カ国・地域の中の72位と前年よりも3ランク下がりました。同レポートでは世界市場とコミットせず、輸入関税が高く、労働市場の柔軟性の低さが指摘され、ブラジルの問題点としています。

 ラテンアメリカ諸国の中で最も競争力があるのは33位のチリで、メキシコ(46位)、ウルグアイ(53位)、コスタリカ(55位)、コロンビア(60位)、ペルー(63位)、パナマ(64位)と続いています。

 新興5カ国(BRICS)の中では中国(28位)が最も上位で、ロシア(43位)、インド(58位)、南アフリカ(67%)と続き、ブラジルは最下位でした。ランキング全体の上位5カ国を見ると、1~4位は米国、シンガポール、ドイツ、スイスと昨年とまったく同じ顔ぶれで、日本は昨年9位から5位に上昇しました。