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出生率は減少傾向

 国連人口基金世界人口状況レポートで、ブラジル人家庭の子どもは平均1.7人と判りました。1960年代は6人でした。現在のブラジル人家庭出生率は、ラテンアメリカ(平均2人)と世界(平均2.5人)よりも低くなっています。エスタード紙が17日に報じたものです。

 調査では、ブラジルが南米とカリブ地域の11カ国(ドミニカ共和国コスタリカエルサルバドル、メキシコ、ニカラグア、アルゼンチン、チリ、コロンビア、ペルー、ウルグアイベネズエラ)と比べた出生率は最低になっています。ブラジル人女性の初産は平均26歳。出生率が低いチリ、エルサルバドル出生率1.76人)とほぼ同率でした。

人口も減少傾向

 ブラジルの人口は、今後30年間は2億300万人程度で推移すると予想されています。ブラジル地理統計院は、2047年からは徐々に減少し、2060年には2億2830万人程度まで減少すると見ています。この頃になると、65歳以上の高齢者が人口の4分の1を占めているともしています。