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児童の飲酒や麻薬使用が8割増= サンパウロ市=

 政党や宗教などの垣根を超えたネットワーク「ノッサ・サンパウロ」がブラジル世論調査・統計機関Ibopeと行った調査「サンパウロで生活する―子供と都市」で、サンパウロ市民の82%が市内でアルコールや麻薬を使用している子供・青少年が過去12カ月間で増加したと考えています。国内メディアの報道です。同調査は8月15日から9月3日に調査、800人が回答しましています。

 調査では、路上で小銭を求める子供・青少年も増えたと感じている人も76%に上っています。このほか、路上で暮らす子供が増えたと答えたのも73%、市内で働く児童が増えたと答えたのも51%を占めました。サンパウロ市民の45%が子供または青少年と一緒に暮らしており、子供のみで生活しているのが26%、青少年のみが11%、子供と青少年のみで暮らしているのが8%でした。

 ノッサ・サンパウロは結果に関して、「サンパウロ市民の多くが、子どもたちにサンパウロ市は居心地の良い場所ではない、と考えている。子どもたちが生活しやすい町にするには、やらなければならないことが沢山あるということだ」と語っています。