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企業数が3年連続で減少

 国内メディアによると、ブラジルの企業数が3年連続で減少しました。ブラジル地理統計院が3日発表したもので、16年新設企業数は地理統計院が統計を取り始めた08年以降で最少の64万8474社、同年に廃業や解散、もしくは倒産した企業数は新設数を上回る71万9551社に上り、企業数は7万1077社減少しました。

 廃業や解散、倒産企業数が新設企業の数を上回ったのは14年、15年に続いて3年目になります。地理統計院によれば、14年は72万6271社が新設され、94万3958社が活動を停止し、21万7687社減少しました。15年には70万8644社が新設され、71万3628社が姿を消し、4984社減少しました。

 16年に活動を停止した業種は電気・ガス(26.3%)が最も多く、建設(21.1%)、情報通信(19.6%)、その他サービス(19.3%)が続いています。逆に新設企業の業種は金融、保険、それらに関連するサービス業種(20.2%)が多く、次いで不動産(19.5%)、専門・科学・技術(19.4%)業種の企業でした。

 16年末、ブラジルの企業数は約450万社で、約380万社(85.5%)が設立後1年以上経過した企業でした。また11年に設立された企業66万900社の生存率は、12年までが75.2%、13年までが64.5%、14年までが52.5%、15年までが45.4%、16年まで生き残ったのは38.0%でした。