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日本祭りに21万5千人来場

 ブラジル日本都道府県人会連合会(県連、山田康夫会長)主催の「第21回日本祭り(市川利雄実行委員長)」が20日から22日まで、サンパウロ市の「サンパウロ・エキスポ・センター」で開催され、過去最高の約21万5000人(主催者発表)が訪れました。「移民110周年」をテーマに各都道府県の郷土料理が楽しめる「郷土食広場」やジェトロの物産見本市、農林水産省筑波大学、日系進出企業のブースも観客で溢れました。

 ジェトロ・ブースでは各県の物産品26品の試食・試飲品を提供し、ジェトロは「思ったより多くの人に来てもらえた」と好調な客の出足に喜んでいました。農林水産省のブースでは、「お弁当」をテーマにした講演や利き酒の説明が行われ、農林水産省食料産業局食文化・市場開拓課担当者は「日系社会の食文化だけではなく、本来の日本食文化を知ってもらった」と講演の成果に満足そうでした。

 カワサキ・モトレス・ド・ブラジルは、超人気モデルのクラシック・バイクを踏襲した新作Z900RSを発売しました。同社は「普段は触れることのないレジャーバイクに触れてもらった。販売よりも日系企業がブラジルでやっていることを知って欲しかった」と話していました。

郷土食広場

 京都府人会を除く46都道府県人会が各県の郷土料理を販売し、来場者の舌を楽しませました。県人会の厨房には婦人部、青年部を中心に会員がボランティアで参加、料理作りに汗を流しました。遠方から参加したボランティアもいて、ブラジル各地から集まって祭りを盛り上げる行事になったことを覗わせました。福島県人会は本格的な喜多方ラーメンの販売に汗を流し、高知県人会ブースには名産のかつおのたたきを求める人で長い列が出来ました。

眞子さまも日本祭りをご視察

 眞子さまは21日、「ブラジル日本移民110周年記念式典(菊地義治実行委員長)」ご臨席の後、日本祭り会場を訪問になり、会場内を歩き並べられた料理をご覧になりました。各都道府県人会の会長が、眞子さまご来場を歓迎しました
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盛況だった日本祭り会場(サンパウロ新聞提供)