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国内タブレット市場の販売伸びる

 地元メディアによると、IT(情報技術)分野を専門とする調査会社IDCブラジルが今年1~3月のタブレット端末の販売台数は76万8000台で、17年第1四半期より0.1%増加したと発表しました。販売額は4億300万レアル(約120億円)に上り、17年同時期の3億6300万レアルから11.0%増加しています。端末単価も473レアルから525レアルへ11.0%上昇しました。

 IDCブラジルの市場分析担当者は「これまでタブレット端末市場は落ち込んでいたが、台数で0.1%、販売額で11%も伸びたことは市場の好転を思わせる」と分析しています。

 2018年のブラジル国内タブレット端末市場は苦戦が続き、前年比4%減で終わると予想されています。分析担当者は「タブレット各社は、ドル高に合わせ販売価格を見直すなど、戦略の再検討を迫られることになろう」と話しています。