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企業の9割が2020年まで増収を確信

 コンサルティング会社のデロイトとブラジル投資家関係研究所の調査で、ブラジル企業各社は2020年まで収益増と資産増が続くと考えています。こう回答したブラジル企業は92%にも達しました。さらに回答企業の80%が固定資産の拡大を計画していました。各メディアが20日付で報道しました。

 この調査は、2018年4月から5月にかけトラック運転手のストが起きる前や米中間の貿易戦争の悪化の前に実施されており、ブラジル投資家関係研究所は「企業各社は(調査結果が示すよりも)慎重になっているはずだが、傾向は変わらない」と見ています。

 同調査では、ブラジル企業の59%が15年から17年にかけ、自社の顧客との間で債務再交渉の動きを拡大させていることも分かりました。企業の57%が、この交渉は今後2年間、さらに拡大していくと見ています。今回の調査で企業の97%が自社の不良債権を譲渡していませんでした。ただし、今後2018年から20年にかけては、企業各社は債務を圧縮する方針を立てています。