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サッカーW杯効果は6090億円

 地元メディアによると、クレジット保護サービスと全国商店経営者連合がサッカーW杯がブラジル経済にどんな効果をもたらすかを調査しました。調査で、消費者の約6000万人(消費者全体の51%に相当)がW杯に関連する何らかの製品を購入したり、サービスを受ける意向を持っており、商業及びサービス業全体に203億レアル(約6090億円)の収入をもたらすことが分かりました。調査は18歳以上の男女1061人を対象に実施され、全体の25%はW杯関連では支出しないと回答しています。

 試合観戦の際に友人または親類の家で食料品を購入すると答えた人は全体の91%に達し、飲み物を購入するのは87%で、バーやレストランなどの飲食店へ出掛けるのは62%でした。支出額は、自宅もしくは友人・親類で試合観戦の人は119レアル前後で、飲食店へ出向く人は128レアルでした。

 購入する食料品はビール(74%)、ソフトドリンク(72%)、水(69%)、おつまみ(56%)、シュラスコ(焼き肉)用品(49%)、軽食類(39%)、ポップコーン(37%)などでした。また、勝敗予想の賭けに参加すると答えたのは46%、スマートフォン用のインターネットデータサービスを利用するとしたのは38%、新しいテレビを購入するとした人は21%でした。