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明治大学が文化協会図書館にマンガ寄贈

 サンパウロ市内のブラジル日本文化福祉協会(文協)は7日、明治大学(土屋恵一郎学長)から同図書館に1000冊の漫画寄贈を受けたと発表しました。二宮正人学長特任補佐、文協、明治大学ブラジル紫紺会(細谷浩司会長)が記者会見で語ったもので、二宮学長特任補佐は「漫画は誰が見ても楽しめて、ブラジルでも人気。日本文化の普及に役立てれば」と寄贈趣旨を語りました。

 明治大学は昨年5月、ジャパン・ハウスへ200冊寄贈し、今年は文協へ1000冊を寄贈、今後も日伯文化連盟(アリアンサ)、サンパウロ大学など計5カ所に500冊ずつ寄贈する予定です。文協への寄贈では日本の文化庁から資金援助も受けており、今後も漫画の寄贈をしたいと表明しました。寄贈された漫画は同大学現代漫画図書館米沢嘉博記念図書館で収蔵していたもので、文協図書館にない「銀河鉄道999」「テニスの王子様」など比較的新しいものも含まれています。

 明治大学は10年前から中南米との交流を進めており、2016年には「ラテンアメリカ×マンガ プロジェクト」を立ち上げ、日本の学生を現地に連れて行き中南米学生と交流させるなど関係強化に務めています。マンガ寄贈はその一環として行われました。同大学ではこれまでに北京大学に2万冊を寄贈するなど、学生の国際化や日本文化の普及を目指して、書籍の寄贈を進めています。