中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

河野太郎外務大臣とヌネス外務大臣が会談

 日本の外務省は17日、河野太郎外務大臣とアロイジオ・ヌネス・ブラジル連邦共和国外務大臣との会談内容を発表しました。それによると会談冒頭、河野大臣は「日本とブラジルは基本的価値を共有する戦略的グローバルパートナーであり,本年の日本人のブラジル移住110周年の機会も生かし,両国関係をさらに強化したい」と述べ,ヌネス大臣は「日本はブラジルにとっての不変のパートナーであり,様々な関心や課題を共有している」と述べました。

 続いて日・ブラジル関係について河野大臣は「ブラジルには約700社の日本企業が進出しており,経済関係強化は重要。2016年の日・ブラジル首脳会談の成果である『日・ブラジルのインフラ協力会合』を活用し,インフラ分野でも二国間の協力を進めていきたい」と述べ,ヌネス大臣は「ブラジル経済は不況から脱して回復基調にあるため,両国政府がさらに協力して,日本企業による投資を増やしていきたい」と語りました。

 この他会談では、国際場裡における協力についても触れ,国連安保理改革,軍縮・核不拡散,気候変動について議論を行い,両国は連携していくことで一致しました。また,ヌネス大臣から,国連安保理改革などにおける協力の強化と継続が表明されました。