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日本庭園棟門が完成=サンパウロ総合大学=

 ブラジル・ニッポン移住者協会(杓田美代子会長)は、ブラジル日本移民110周年記念事業としてサンパウロ総合大学構内にある日本庭園の修復を進めていますが、同庭園に新設する棟門が完成、5日、上棟式を行いました。棟門はコチア青年有志が寄贈したものです。上棟式にはサンパウロ総領館の野口泰総領事、サンパウロ大学都市長のエルメス・ファゼル・ダ・ジャン氏らも出席しました。同庭園の修復は6月に終了予定です。

 杓田会長は上棟式で「日本移民110周年に向けて、昨年の6月から修復作業を進めてきました。棟門はコチア青年の有志の方々に支援していただき、完成に至りました」と謝辞を述べ、「日本庭園は日本文化の象徴。後世に至るまでこれからも守っていきます」と挨拶しました。

 コチア青年で棟門の建立に携わった西川忠雄さん(80、新潟)は「今から60年前にブラジルへ移住したが、皆独立して本当に立派になった。サンパウロ大学の日本庭園は、日系社会のシンボルとして残していきたい」と語りました。