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サンパウロ市消費者景況感が悪化

 地元メディアによると、サンパウロ州商業連盟が毎月まとめるサンパウロ市内の消費者景況感が、2月から3月にかけて悪化、120.6ポイントから115.6ポイントに下がりました。同景況感は過去5カ月続けて上昇していました。

 同連盟は下落について、5カ月連続で上昇した後の調整の動きだとしています。社会経済指標、特に収入と雇用の指標は回復基調にあり、また消費者のポジティブな見方にも変わりなく、今回の景況感の悪化は懸念するには当たらないとしています

 その理由を同連盟は、前年末に支給される13カ月目給与(ボーナス)と年初に行われる最低賃金の調整(引き上げ)の影響が1月、2月で無くなったためで、景況感悪化は当然と指摘しています。今年3月の調査では前の月に比べ下降しましたが、前年同月比では5.7ポイント高くなっています。