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米スターバックスが投資会社にブラジル事業売却

 地元メディアのよると、コーヒーショップチェーンの米スターバックスが、ブラジルの投資会社サウスロック・キャピタルとブラジル国内の同社チェーン運営ライセンス契約を結びました。契約金額は非公表です。これでサウスロックはスターバックス店舗の運営権を取得、今後はスターバックスにライセンス料を支払うことになります。

 スターバックスは2006年12月にサンパウロ市内のショッピングモール「モルンビー・ショッピング」内にブラジル1号店をオープン、その後店舗数を増やし、現在はサンパウロ、リオ両州内の17市で113店舗を展開、年間約2億5000万レアル(約83億円)を売り上げています。

 サウスロックは、ブラジル国内の大規模な空港で飲食サービスを提供する会社「ブラジル・エアポート・レストラン」を所有しており、商業用不動産、マーケティング、オペレーションの市場知識に通じています。同社はスターバックスを買収することで、ブラジルでの長期的な成長を狙っていると見られます。