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ルーラ元大統領同行バスを銃撃

 各メディアによると、10月の大統領選挙に出馬意向のルーラ元大統領はブラジル南部で選挙キャンペーンを行っていますが、27日、キャンペーンに参加者の乗ったバスが走行中に銃撃を受けました。負傷者はいませんでした。銃撃は、参加者を乗せた3台のバスがパラナ州内を移動中に起き、3台のうち2台が被弾しました。

 選挙活動を取材中のジャーナリストが乗っていたバスは銃弾で側面に穴が開き、2発が窓ガラスに当たりました。この他、路上に置かれた鋲でタイヤ2個に穴が開き、招待者を乗せたバスには銃弾一発が当たっていました。ルーラ氏が乗ったバスには被害がありませんでした。パラナ州文民警察が鑑識や捜査を行っています。

 この事件以前にも、ルーラ氏は南部でのキャンペーン中に反対するグループから卵を投げられたり、投石をされたりしています。ルーラ氏が属する労働者党の国会議員はジュングマン公共保安相と面談し、事件への対応を求めています。同相は「このような事件は許されない」と、実行者特定に積極姿勢を見せました。