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「水のエキスポ」に「日本パビリオン」も出展

 ブラジリアで開催中の第8回世界水フォーラムの一環として国立競技場「マネ・ガリンシャ」内の特設会場で23日まで「水のエキスポ」が開催され、「日本パビリオン」も設けられました。そこには日本の22の企業・団体が出展、「健全な水循環」「水とサニテーション」「水と災害」「水と都市」「食料のための水」に関する取り組みが展示されました。

 水道ではなく、井戸水で生活する人が約70%を占める福井県大野市の出展ブースでは、1965年(昭和40年)頃に一度枯れてしまった地下水を、政府が再び世帯で共有できるまでに改善した歴史を紹介、ブースを担当している大野市の帰山寿章さんは「大野市は教育を大事にしており、子どもたちに水の大切さを教える取り組みもしている」と話していました。

 NGO日本水フォーラムは19日、「JAPAN NIGHT」と題した企画を開催、来場者に寿司や日本酒を提供しながら日本文化の紹介、国土交通省北海道開発局は、1980年頃から釧路湿原開発で湿原の縮小や川の蛇行を改善してきた歴史などを展示しました。日本パビリオンには世界中の水フォーラム参加者が訪れ、日本の水関連技術、歴史、サービスなどを熱心に見て回っていました。