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空港での密輸に国税庁職員が関与

 国内メディアによると、連邦警察は8日、リオデジャネイロ国際空港(通称ガレオン空港)で密輸に関与していると思われるグループの捜査を行い、密輸に国税庁職員も関与していた疑いで調べを続けています。

 警察は、密輸グループは運び屋を雇って国外から同空港へ製品を運搬し、運び屋の情報を密輸に関係している同空港内の国税庁職員に伝え、職員は金銭と引き換えに運び屋が運んできた密輸品の持込みを黙認していた、としています。

 グループが密輸していた主な製品は高規格の携帯電話で、スーツケースで持ち込んだ場合1000ドル、リュックサックの場合は400ドルの謝礼が支払われていました。関与したと見られる国税庁職員は、裁判所の決定で職務停止になっています。捜査には国税庁の監査部門も参加しました。