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GDPが3年ぶりにプラス成長

 2年続けて前年比3.5%の縮小を続けていたブラジルの国内総生産GDP)が3年ぶりにプラスに転じました。ブラジル地理統計院が1日発表したもので、2017年のGDPは前年に対して1.0%拡大、6兆5599億レアル(約229兆6000億円)に達しました。地元メディアの報道です。

 農業の第1次産業とサービス業の第3次産業がそれぞれ13.0%、0.3%伸び、工業などの第2次産業はプラスマイナス0.0%でした。1人当たりの実質GDPは前年よりも0.2%上昇し3万1587レアル(約110万円)になっています。

サンパウロ州はプラス1.6%

 サンパウロ州政府は27日、州データ分析機構がまとめた17年の州内GDPを発表しました。それによると対前年比1.6%増の1兆9000億レアル(約66兆5000億円)でした。産業別で見ると、第3次産業が1.6%、第2次産業が1.3%伸び、第1次産業は0.3%の縮小でした。

 同州のジェラルド・アルキミン知事は「これは州民の大変な努力の結果だ。成長を再開したという証でもあり、州に対する多くの投資、雇用増、収入増が好結果をもたらした」と17年を振り返りました。