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テレビのシェアが縮小=広告市場=

 2017年はテレビ広告のシェアが縮小しました。英ロンドンに本拠を置く大手広告代理店グループのカンター・イボペ・メディアの調査によると、2017年の国内広告市場は総額1340億レアル(約4兆6900億円)で、そのうちテレビ広告は72.4%でした。16年は1290億レアルの総広告費のうち73.8%をテレビが占めていました。ブラジル・メディアが報じています。

 17年のテレビ広告シェアは縮小しましたが、金額では1%増加しています。16年のテレビ広告費は959億レアル、17年は970億レアル(約3兆3950億円)でした。970億レアルの7割強は有料テレビを除く一般テレビが占めています。有料テレビの広告費は対前年比7.6%増と一般テレビを大幅に上回る伸びを見せましたが、金額は一般テレビの4分の1にも満たない176億レアルでした。

 広告費のテレビのシェアは15年(69.7%)から16年(73.8%)にかけて拡大、17年(72.4%)になって縮小しました。18年には再びシェア拡大が見込まれています。理由を広告プロフェッショナル協会のエニオ・ベルジェイロ会長は「サッカー・ワールドカップ(W杯)の年は広告費が増加する」と説明しており、今年のテレビ広告シェア拡大はW杯効果を期待したものです。

 テレビに次いで大きな広告費を占めたのは新聞でした。新聞広告は16年比2%増の154億レアル(約5390億円)に上り、雑誌広告はほぼ前年並みの47億レアル(約1645億円)でした。新聞や雑誌などの印刷媒体の広告費は対前年比1%増の202億レアル(約7070億円)でした。

最も大きく伸びたのは屋外や車内広告

 同広告代理店によると、昨年、広告費の伸びが最も大きかったのはアウト・オブ・ホームメディア(建物の屋上や壁などを利用した屋外広告、電車やバスの車内及び車体、駅や空港などを利用した交通広告)で、昨年1年間の広告費は39億レアル(約1365億円)でした。金額は少ないのですが、対前年比で38.3%増と大幅に伸びています。空港内の広告掲出増が寄与したものです。ベルジェイロ会長は、「街頭に設置されている時刻・気温計やバス停留所などの屋外広告にも関心が高まっている」と話しています。