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奴隷的扱いで宗教指導者を逮捕

 各メディアによると、連邦警察はバイーア、ミナス・ジェライス、サンパウロ各州で活動する宗教グループを強制捜査、6日、指導者13人を拘束しました。これまで警察は、信者が奴隷のような扱いを受けているとの疑いで捜査していました。調べで宗教グループは、信者を奴隷のように扱っていたほか、人身取引や詐欺、組織犯罪、文書偽造、資金洗浄などにも関与させていた疑いがもたれてます。

 連邦警察は、宗派指導者は教会で信者たちに、「この組織を維持・管理するため、自分の財産全てを寄付するよう説得していた」と見ています。そのため教義の中に、「全ての財産や不動産が共有されるコミュニティで共存する」と謳い、宗教を隠れ蓑に犯罪を行っていたとの見方をしています。

 指導者はこの教義を信者たちに教え込み、財産を寄付させた後、3州各地の畑や修理工場、ガソリンスタンド、パステル店、菓子店、縫製業で無報酬で働かせていました。寄付された財産や無報酬で働かせたことで、この教団は家屋や大農園、高級車を含む大規模な財産を蓄積していました。現在は、3州だけでなく、別の州にも手を広げつつありました。

 捜査は、教団所有の企業についても行われ、指導者5人が勾留されるまで進んでいます。6日には、22件の予防勾留、17件の商業施設活動停止、42件の捜索押収各令状を執行するため、連邦警察官220人、労働省監査官55人が各地で動員されました。