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カーニバルの経済効果は62.5億レアル

 地元メディアによれば、全国商業連合は2018年のカーニバルがブラジルの旅行・観光関連業界にもたらす経済効果を62億5000万レアル(約2187億円)と予想しています。対前年度で1.2%の落ち込み予想ですが、最近2年間に比べるとかなり良い数字です。16年度は対前年比13.9%の落ち込みで、17年も7.2%の前年割れでした。

 同連合は、今年のカーニバルの収益予想は「バーやレストランなどの外食部門(36億レアル=約1260億円)、道路輸送部門(10億3000万レアル=約360億円)、ホテルやポウザーダといった宿泊サービス部門(7億560万レアル=約247億円)で収益の85%を占める」としています。また同連合は「カーニバル時期の需要に対応するため、1、2月は1万9300人が臨時採用され、雇用の改善に貢献する」ともしています。

 カーニバルの恩恵を最も受ける州はリオ州で、経済効果は19億レアル(約665億円)に上り、次いでサンパウロ州が17億レアルの恩恵を受け、リオとサンパウロ2州で経済効果全体の62%を占めることになります。