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コーヒーの収量過去最大

 地元メディアによると、国家配給公社の今期第1回目の予想で、2018年度のコーヒー収穫量は5800万袋(1袋=60キログラム)を超え、史上最大となる見込みです。同公社は、「ブラジルの18年度のコーヒー生産量は17年度よりも21~30%多い5444万~5851万袋」と発表、史上最高記録の16年度(5137万袋)を大きく上回るとしています。

 開花時期の初期には、降雨不足で収穫量減少の予想が業界に広がりましたが、その後、天候が持ち直し、収穫増に予想が変わりました。品種別収穫量はアラビカ種が4174万~4456万袋、コニロン種(ロブスタ種の一種)が1270万~1396万袋と見られています。

 各州の生産予想はミナス・ジェライス州が2909万~3063万袋、コニロン種の生産が多いエスピリト・サント州は1158万~1333万袋と見込んでいます。同公社は18年度のコーヒー栽培面積を17年度と同程度の220万ヘクタール(東京都の面積の約10倍)としています。