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橋幸夫がサンパウロでチャリティー公演

 WILL株式会社主催、企画・構成を藤瀬圭子事務所とサンパウロ新聞が担当する「橋幸夫チャリティーコンサートinサンパウロ」が3月5日、サンパウロ市のブラジル日本文化福祉協会大講堂で行われます。
 公演は、ブラジルでの事業展開調査ためサンパウロ入りしたWILL社の中井良昇社長が、日系社会の温かいもてなしに感激し、感謝の気持ちを伝えるために企画したものです。橋幸夫事務所に公演を依頼したところ快諾を得られ実現しました。
 橋は1960年に「潮来笠」でデビュー、日本レコード大賞新人賞を受賞。その後も多くのヒットを飛ばし、股旅ものは日系社会でも高い人気です。現在は歌手活動に留まらず、映画やテレビでも活躍。2015年には芸能活動55周年を迎え、まだまだ元気に活動を続けています。
 橋は、ブラジル出身の日系人歌手マルシアが初出場した1990年の紅白歌合戦で対戦相手として出場、日系社会とも浅からぬ縁があります。同公演の収益は日系福祉団体に寄付されます。寄贈先はサンパウロ援護協会、救済会憩の園、こどものその、希望の家の4団体の予定です。
 4団体を代表して来社した援協の与儀会長は「皆さんがこうして協力を申し出てくださって非常に嬉しい。現在のブラジル経済の状況は良くなく、施設運営をしていくのは大変。厳しい経済状況の中でも来場者の方が協力券を買って、我々を助けようと思ってくれるその気持ちが一番ありがたい」と感謝の気持ちを述べていました。