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非識字率が7.2%に低下

 ニュースサイトG1によると、ブラジル地理統計院が21日、2016年のブラジルの非識字率は7.2%と発表しました。全国家庭サンプル継続調査で分かったもので、15年度調査では、15歳以上で読み書きができないのは8%でした。

 調査では非識字者は1180万人と推定され、60歳以上では20.4%います。国家教育計画では、15年には非識字率を6.5%まで下げるのが目標でしたが、達成までの道のりは遠そうです。ただ、非識字率は12年の8.7%から低下傾向にはあります。

 調査では、黒人系と褐色系で非識字率が高いことが指摘されています。白人系の非識字率は4.2%ですが、黒人系と褐色系は9.9%を示しています。地理統計院は「肌の色や人種で教育の違いが際立っている。教育を受けていない白人系は7.3%だが、黒人系や褐色系は14.7%だ。白人系の22%は大卒者で、黒人系や褐色系は8.8%に過ぎない」と指摘しています。