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子供使った強盗事件が発生=サンパウロ市=

 国内メディアの報道によると、サンパウロ市南部モエマ地区のアパートで1日午後、子供を利用した強盗事件が発生しました。1人の男が10歳未満とみられる男児を連れて、41歳の男性技師のアパートを訪問。門番は、子供が同技師の息子と伝えられ、2人を建物内に入れました。2人は11階まで上がり、家事サービスの女性だけがいる技師の部屋になんなく入り込み、14万レアル相当の物品を奪い立ち去りました。

 お手伝いは働き始めて3カ月にしかならず、門番からインターホンで2人の訪問を知らされていたものの、犯人が連れた子供を技師の子供と思い室内に入れました。とたんに男はお手伝いの頭に銃を突きつけ、手足を縛り、室内を物色しました。

 犯人は室内にあった現金、金庫、携帯電話、時計、貴金属など14万レアル相当を奪い、来訪時と同様に建物の正面から立ち去りました。この犯人の姿はカメラに記録されています。しかし警察は現在、2人に関する手がかりは何ら掴んでいません。